【ヌーベルシノワ中華風フュージョン料理】Chi-Fu(シーフ)
- 2018年06月
- ランチタイム
- お会計:31,570円(大人3人分)
西天満の裁判所を背に路地をまっすぐ歩いて行くとたどり着く、赤い外壁。
角地なのも相まって見逃すことはない、存在感
仕事の休みが取れたのがお誕生日だったので、美味しい珍しいものを食べたくなって、予約を入れて訪問。
相変わらず暇そうな両親を誘ってお出かけ。
2-3室あるのかな?、個室に案内された。
コースのみ、ランチは4種類(5,000円、8,000円、12,000円、18,000円)。
8,000円の9品コース(Special)をいただいた。
予約済みだったのでコースのメニューを各席に置いてくれているのだけれども、原材料名ではないメニュー名には意味不明なものが多い。
- 五味(Five palates)香草/牡丹/鰯/山椒/叉焼
- 茶(Tea)枝豆/蛸/腸詰/鯖
- 香菜(Coriander)烏賊/南瓜/魚醤
- 紅(Red)包餅/トマト/湯葉
- 浅蜊(Clams)伊佐木/玉蜀黍
- 融合(Fusion)豚/豆鼓
- 伝統と起源(Tradition & Beginning)粽/米粉
- 柑橘(Citrus)Passion/乳酸
- 杏仁(Apricot)さくらんぼ/メレンゲ
お箸無しで、指でつまんで食べる。
鰯のクロケット。これが「鰯」。
運ばれてきて「!?」。
どれが食べ物だ??とざわつく両親。
黒いものでございます、と店員さん。
説明されて更に「!?」これ??って感じで。つかみはOKです。さすが年の功。
ボタン海老、グリーンカレーのピューレ。「牡丹」ね。
ライスペーパー。「香草」かな??
記憶が曖昧で、もはや意味不明な物体(笑)。でもきっと「叉焼(チャーシュー)」。
ビシソワーズ。「山椒」かな?
アミューズにはお店やシェフからのメッセージが込めらているとは言うけれども、フュージョン料理というか中華風だから”ヌーベルシノワ”になるのかな、洗礼をざっぱーんと浴びた感じ。
うーんこれは、かなりはっきりと好みが分かれそうだなぁ。
メニューを見て「疑問」、お料理の解釈を聞いて「解決」、姿を楽しむ「鑑賞」を経て、食してワイワイ話すという体験型のお食事、というのが楽しみ方なのかな。
解釈には納得できたり不満が残ったり…
おひとり様向きではなさそうだなぁとぼんやり考えたのは良く覚えている。
味は、凝っているのがよく分かる「プロのお料理」。
でもこういう腕を持った人のシンプルなお料理も食べてみたいのよ。。炒飯とか天津飯とか、きっとビックリするぐらいに美味なものを作ってくれそう
ちなみに、私は本格的なヌーベルシノワはこれが初めてだった。40代半ばでの「人生初」を、両親とワイワイおしゃべりしながら、かなり楽しめたと思う。
2品目:続いて、前菜の「茶(Tea)枝豆/蛸/腸詰/鯖」。
枝豆のゼリー 凍頂烏龍茶、水蛸 ジャスミン茶のフレーバー、豚肉のソーセージ アールグレイ、鯖 雲南省のプーアル茶。
お茶がテーマなので、ティータワーで登場。
女子には気分が最高潮にアガるアイテム登場!
女の子同士で来たら、この仕掛けだけでやたらに盛り上がりそうだ。
3品目:「香菜(Coriander)烏賊/南瓜/魚醤」。
お味はサッパリ系。魚系が続いたのでお口直しって感じかな。
4品目:「紅(Red)包餅/トマト/湯葉」。
精進系の北京ダック。皮はジャガイモ系。くるっと巻いて頂く。
直前の皿が烏賊だったので、色のコントラストも楽しい。
5品目:「浅蜊(Clams)伊佐木/玉蜀黍」。
メインの魚料理。
これはメニュー通り。イサキとトウモロコシ。
「イサキってなに?」と言ったら「知らんのかい!?」と父に本気で突っ込まれる。
彼は魚釣りを趣味にしていた時期がある。釣りをする人には人気の、おなじみの魚なんだって。
初夏は旬。「ようおぼえとけ」とダメ押しされた。
あんた達の食育に問題があったんじゃないかね。
6品目:「融合(Fusion)豚/豆鼓」。
メインの肉料理。
種類は忘れたけど豚肉のローストと、豆鼓(とうち)が美味。1年経った今でも美味しかったなぁとしみじみ思い出す一品。
7品目:伝統と起源(Tradition & Beginning)粽/米粉
メニューのまんま、中華ちまき。
ねっとりもっちりで、私の好みだった。糊みたいなご飯が好きなの。
冷製ビーフン。
あっさり系のスープが美味しかった。
どちらもこのお店の起源に関わる大切な料理。
色々説明いただいて、納得。
8品目:「柑橘(Citrus)Passion/乳酸」。
要するに、パッションフルーツのヨーグルト。
乳酸って(笑)。当時も今も突っ込める
9品目:「杏仁(Apricot)さくらんぼ/メレンゲ」
サクランボのジェラートとメレンゲ。
お誕生日だったので、自分で予約したのに私のお皿だけメッセージ付きで多少こっぱずかしい。
お肉料理の後の口直しに柑橘系が出たので、すんごいアントルメが出るのか!?とちょっと期待したのだけれども・・・。
あれ?これだけ?っと肩透かし。
酸っぱい系が2連チャン。
でも、お腹パンパンだったのでこれで良かったのだ。
食後はコーヒーもあったけれどもハーブティーでさっぱりと締め。
ブティフールはフロランタンと生チョコ。
以上、計9品のコース。
メニューには「for Ms.●●●」と名前入り(※加工して隠しています)。
ビア。4杯ぐらい頼んだかな??
ワインや他の酒類とのペアリングや、珍しいことにノンアルコールドリンクのみのペアリングも用意されていた。
でも、知らないお店だし料理もまったく想像できないし、そういう訳でビールのみ。
臆病なのん兵衛にはこれが一番安心できる。
入口すぐのディスプレイボード。
エントランス周りは赤×黒、ダイニングスペースは灰色×黒といった落ち着いた色合い。
お料理ほどはとんがっていない、まぁお洒落なダイニングといった雰囲気かな。
ダイニングスペースには6席ぐらいの個室がいくつかと、ソファー・テーブル・チェアの2人席がずらっと並んでいる。
訪問時には2階がリフォーム工事中だった。もうとっくに完了しているはず。
再訪はするかな。。。どうかな?という所。
誰かと食べ物についてずーっと語り合って食事をしたいって時に、また利用するかも知れないね。
素敵なお料理、ご馳走さまでした(・人・)。
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