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  • 2019年11月
  • ランチタイム
  • お会計:2,680円(大人2人分)
母の所要について出掛けた心斎橋。
平日のお昼間について出てきたのは、行きたかったお店でのランチが目当て。

オムライスが名物と聞く、古きよき日本式洋食屋。
昭和元年創業というから90年は軽く越えている古いお店で、よくテレビ番組にも取り上げられている。
最近流行のデカ盛りでもなく(メニューを大盛りに出来るそうだけど、あくまでも普通のサイズ)、盛り付けが汚くてテレビ的に面白いとか、キラキラしたインスタ映えする特徴がある訳でもない。
でも、訪問された皆さんの画像を拝見するととてもいい味を出しているのだ。
心斎橋筋の東側という上品さを併せ持つ立地にふさわしいお店だなと感じた。

他に目を引く点としては、何と言ってもグランドメニューにグラタンがあること。
時間も手間ヒマもかかる料理なので、特にランチ時間帯では注文出来ないお店が多い。
たぶん、夏でも提供しているんじゃないだろうか。
グラタン好きにはありがたい。

11時開店で、10分過ぎぐらいの入店。
1階のカウンターやテーブル席はすでに半分ぐらい埋まっていて、1階は風が吹き込んで寒いからお2階にどうぞという優しいおねーさんの誘導に従って、入ってすぐ左脇にある階段から2階へ。
そういえば、1階は男性ばかりだった。おねーさんの気遣いだね。
2階の先客は1組だけ。
窓際の明るいテーブル席に案内してもらった。
椅子席も壁側の席も硬い木製だけれども、長居するお店ではないので問題無し。

マカロニグラタンと、オムライスの銀串セットを注文。
マカロニグラタンは10分ほど時間がかかるとのこと、オムライスの出来上がり時間を合わせるかどうかちゃんと確認してくれた。
優しいなぁ。
合せて持ってきていただくようお願いすると、ちゃんと同時にご登場。

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オムライスとフライのセット(銀串)。1,130円。

今は牛串3本セット(1,010円)の方が注文数が多いらしいけれども、以前はこちらが名物だったというネット情報でこちら注文。
銀串は豚ヘレと野菜のフライで、野菜は椎茸とピーマン。
豚ヘレが野菜を挟むように銀串にささっていた。
信じられないぐらいに柔らかくジューシーなお肉で、やっぱりカツは豚の方が好きだなー。

オムライスはネットの口コミ通り、具なしのケチャップライス。
不思議なことに具は見えないのだけれども、お肉や野菜の甘み苦味といった色んな味がちゃんとするのだ。
卵は3個は使っていそうなボリューム。
映画『たんぽぽ』の影響か(古い?)、ドロッとした半熟オムレツを割りかけるオムライスがカフェでは流行っているんだけれども、私は断然焼いている方が好き。
大阪ではたまごサンドも焼いているのがスタンダード。タマゴは焼いた方が美味しいと思うのよね。

カツの下には茹でキャベツ。
このセット、本当に完璧でした。さすが老舗。

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マカロニグラタン。1,050円。

ひたひたに入れられたベシャメルソースはぐっつぐつのあつあつ状態。
10分ちょっとで提供されるってことは、後は火を入れるだけの状態で準備されているってことで、つまりは人気メニューってこと。
マカロニは珍しいことに、長い。普通のやつの3倍ぐらいはあるんじゃなかろうか。
フォームでつつきだした時はパスタかと思った。
マカロニは、たぶんオムライスと同じケチャップで玉ねぎ・海老と一緒に炒めてある。
これがまた美味しいのだ。
海老はとても新鮮で、ぷりぷりしていて臭みが全くない。
マカロニグラタンのほかにはライスグラタン・さかなグラタンがラインナップされている。きっと、美味しいんだろうなぁ。

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瓶ビール(中瓶)。500円。

グラスはちゃんと冷えっ冷え。
あるゆるところまで行き届きた、優しいお店でした。
1点注意したいのは、支払は現金のみ(レジに貼り出されていた)。カードや電子マネーはおそらく利用できないのでご注意を。

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2階の木の椅子とベンチのお席。かなり年季が入っている。

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見本メニュー。
「季節の味覚」で切れている先は、牡蠣フライ1,220円。
冬季限定メニューなので終わる前にまたぜひ再訪したい。
他にもグランドメニューでは海老・ポーク・チキン・牛の各種カツや、コロッケやカレーライスも。

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純喫茶とは違う、洋食屋さんの風格ある古き良き店構え。
素敵なお店でした。
また伺います!

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